みなさま、ごきげんよう。大量のどんぐりに悩まされている、うめままです。
秋から冬にかけて、公園や散歩で子どもたちが夢中になる「どんぐり拾い」。ツルツルとした手触りが楽しいどんぐりは、自然の中で見つけるちょっとした宝物ですよね。しかし、拾ったどんぐりの扱いに困ることもしばしば。「工作に使う予定が余ってしまった」「保存方法がわからず虫が出てきた」など、親としては悩みの種になることも。
そんな時におすすめなのが「どんぐり銀行」です!どんぐりを捨てずに再利用し、家族で楽しくSDGs活動に取り組むことができます。
今回は、そんなどんぐり銀行の仕組みや、預け入れの手順をご紹介いたします。
どんぐり銀行とは?
どんぐり銀行とは、お金ではなくどんぐりを「通貨」として扱うユニークな取り組みです。高知県大川村に本店があり、拾ったどんぐりを預けることで、森を守る活動に参加できます。どんぐり1個が「1D(ドングリ)」として数えられ、100個ごとに苗木1本と交換するか、代理植樹してもらうことができます。
親子で自然に触れながら、どんぐりを森に還元するこの活動は、地球の未来を守るSDGs(持続可能な開発目標)の一環として注目されています。
残念ながら事業終了に伴い2025年2月をもって新規口座開設・どんぐりの預け入れも終了となることが決まりました。
残りわずかではありますが、子どもと一緒に環境保全を考える良いきっかけにもなると思いますので、今年回収したどんぐりの活用にご検討ください。
どんぐり銀行の預け入れ準備
預け入れには、新鮮で状態の良いどんぐりが必要です。以下の手順で準備しましょう。
洗浄と選別
水を張った器にどんぐりを入れ、浮いてきたものや汚れ、葉っぱを取り除きます。浮いたどんぐりは古くなっている可能性が高いので除外します。
乾燥
洗ったどんぐりを風通しの良い場所で自然乾燥させます。洗濯ネットなどに入れて吊るすと乾燥が早まります。この工程でヒビ割れが生じるどんぐりもありますが、選別基準に適したものを取り出します。
カウントと袋詰め
手や割り箸を使い、どんぐりをつまみながら数えましょう。この作業は、子どもに数を学ばせる知育遊びにもなりそうです。
どんぐり銀行の口座を開設しよう
どんぐり銀行の通帳はジブリでおなじみの「どんぐり共和国」の店舗で開設できます。店舗で口座開設を申し込み、110円(税込)を支払うとオリジナルの通帳を発行してもらえます。通帳には預け入れたどんぐりの数が記帳され、預けたどんぐり10個ごとに「葉っぱシール」をもらえます。このシールを通帳の木のイラストに貼ることで、森を育てている感覚を楽しめます。
郵送での預け入れも可能
どんぐり銀行の口座開設後は、郵送でどんぐりを預けることもできます。通帳、どんぐり、そして必要事項を記載したメモを同封して送るだけで、手軽に預け入れが完了します。大量のどんぐりを送る際は、軽量かつ手軽なレターパックを利用すると便利です。
おわりに
どんぐり銀行は、捨てればゴミになってしまうどんぐりを、地球や森の未来のために役立てることができる素晴らしい取り組みです。また、どんぐりを選別し、預ける作業そのものが、子どもの学びや成長につながります。
ぜひ家族でどんぐりを集め、銀行に預け入れることで、楽しくサステナブルな取り組みを体験してみてください。寒い季節の散歩が、未来の森を育てる特別な時間に変わりますよ!
最後までご覧いただきありがとうございました。
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